①僕が、観た「ぶら下がり」の異常さについて、皆さんと共有しよう。世界のトップが集うだ某会議のメインフロアの、大会議室とカフェカウンター間の最も目立つところに、若い日本人記者がたむろしている。そこに、福山副館長長官が現れ、紙を読みながら、日本語で先のプライベート会合の報告をする。
② それを、その若い記者達が、立ったまま小さい白いメモ用紙に書き写していくのだ。僕も近づいたが、よく聞こえないのだが、皆一生懸命に書き写している。単純に思う事だが、こんなことをするならば、官邸側でプライベート会合の様子をウェブで配信すれば手間も省けるとし、スピードも上がる。
③ そして何よりも、皆の知る権利が担保できるであろう。実は、このプライベート会合が重要なのだ。参加者は、前国連事務総長のコフィ・アナン氏等錚々たる面々で、そのモデレーター役を、緒方貞子さんが務めていた。参加者の、長谷川さん、田坂さん、加治さん等に反応を聞くと、一様に良かったと聞く。
④この内容を、福山さんが日本人記者に伝えていたのだが、その内容は紙面には結局掲載されていない。ごく一部のメディアしか知らされずに、終わっている。「これを変えればいいじゃない」と普通に思うのだが、変えようとすると、メディアからの強烈な抵抗があるのだと、言う。
⑤「抵抗」とは、スキャンダルの暴露とか、批判的な記事のオンパレードとかも含まれると言う。そこで、まだこの状況が続いているのだ。この閉鎖的な記者クラブ体質を変えない限りは、一部メディアの情報操作によって、世論が左右される状況が続くであろう。
⑥ そして、その古い体質が、ダボス会議にも持ち込まれて、「日本セッションを日本人記者のみに解放せよ」、と言う理不尽な要求に繋がっていくのである(セッションの質疑応答の時間に川口順子さんが、フロアから堂々と質問したところ、ダボス側は、その理不尽な要求を蹴った、ということを確認した)。