clione clitiques

Feb 10 2012

そもそも僕は「一般意志2.0」「民主主義2.0」というのは一つのアイデアあるいは理念として提案しているわけで、「いまここでこうすれば『一般意志2.0』が作れます」というマニュアルを書いたわけではありません。まずそこの部分からすれ違ってしまっている。

さきほども言ったとおり、この本はまず最初に熟議への懐疑からスタートしています。熟議、議論を尽くすというのは素晴らしい理想と言われますが、それが上手く機能していない。これは日本だけの問題ではない。そもそもその理想は機能しないはずのものなのです。しかし、それが上手く機能しないという現実に、思想家自身が一番気がついていない。だから僕は、熟議が上手く機能しないことを前提として議論する、新たな哲学的・思想的基盤を作ろうと考えた。そして考えてみたら、それは意外とGoogleとかが普及してきた現在の状況と符合しているじゃないか、という議論構成なわけです。だからGoogleから始まっている話でもない。

ですので「もっとWebを勉強してから書け」といった批判をされても困ってしまう。僕の職業や出発点を理解していないレベルの批判があまりに多い。

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