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Jan 26 2012

年功賃金においては、(年齢構成が変わらない限り)定昇を毎年定常的に行うことが総額人件費を一定に維持することなのですから、定昇を止めるということは賃金を下げるということですね。これは労働屋なら誰でも知っていることですが、念のため:

学校型モデルで、労働者が3期就労するとした場合、純粋非年功型であれば第1期、第2期、第3期ともX円支払うところを、年功型では第1期にX-a円、第2期にX円、第3期にX+a円支払います。労働者から見れば3期を通算して1期当たりX円ですし、会社側から見れば、1期生にはX-a円、2期生にはX円、3期生にはX+a円支払うので、ある期に一人当たり支払う額は常に平均X円になります。

今までやってきた定昇をストップするということは、前期X-a円だった2期生にX円ではなくX-a円を、前期X円だった3期生にX+a円ではなくX円支払うことなので、新たに入った1期生にX+a円払うのでない限り、定義上総額人件費の引き下げになります。

いや、もちろん、「大震災で被災し甚大な影響を受けた企業や、円高の影響などによって付加価値の下落が著しく定期昇給の負担がとりわけ重い企業では」そういうことは充分ありうべしだと思います。ただ、それが賃下げであるということははっきりした上で、正直に交渉した方がいいと思います。

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