ライフリンク清水さん講演① 【日本の自殺者数は13年連続年間3万人超。東京マラソン参加者数とほぼ同じ。自殺は個人的な問題でありつつ極めて社会環境、構造的な問題。このまま社会が運営され続ければ、3万超の落とし穴に毎年落ちる人が出続ける。これが日本の自殺問題。】
ライフリンク清水さん講演② 【自殺者数のデータでみればみるほど、一人ひとりの想いが消える。3万人の一人ではなく、かけがえのない一人であるという気持ちを置き去りにした対策ではいけない。一人の命をまるごと支えるような対策を。誰かのための大切な一人の思い出を共有していくこと。】
ライフリンク清水さん講演③ 【日本の自殺者の男女比は7:3 自殺率の国際比較では男7位 女性2位。20代30代の自殺率は20年前の1.5倍、死因の第1位が自殺。「自殺を考えたことがある」は30代28%、20代24%。80歳以上の自殺率は31.4%で全世代平均の25.3%より高い】
ライフリンク清水さん講演④ 【一人が抱えている自殺の要因は平均4つある。自殺は、様々な連鎖と併発によって深刻化した結果。自殺のプロセス=危機経路を分析し、常に手前の段階で断ちきる社会的な対策が必要。うつは自殺の要因ではあるが、うつにも一歩手前の段階がある。そこで食い止めること】
ライフリンク清水さん講演⑤ 【亡くなるまえに(自殺以外、例えば借金、人間関係など)何かの専門機関に相談した人⇒72%。生きる意思をもって、もがいて、踏み出した窓口で生きるに十分な支援を得られなかった。平均4つの連鎖を止める対策が「点」のままでセーフティー「ネット」にならない】
ライフリンク清水さん講演⑥ 【日本の自殺の現状は、問題解決に必要なコストを個人に背負わせているために、複数の深刻な問題を抱えた人ほど負担するコストが高くなり、負担出来ない人は生きたくても生きられない、死ぬしかないという状況で自殺に追い込まれる。これは自殺というより社会的強迫死】
ライフリンク清水さん講演⑦ 【連鎖の悪化を食い止められない事が問題。98年3月(決算期)それまで2万人台だった自殺者数は8千人増加し3万人台に。自殺は経済の問題じゃない。景気が悪化したくらい、失業したくらい、倒産させたくらいで不況のたびに人が大勢自殺しなければならない社会が問題】
ライフリンク清水さん講演⑧ 【例)いのちと暮らしの総合相談会という複数の専門家が連携した相談会。足立区では昨年に比べて自殺者数20%減った。これだけの人が「早めに」支援先にたどり着けたということ。秋田県でも同様に実績が出てきている。】
ライフリンク清水さん講演⑨ 【自殺は避けられる死(WHO)フィンランドは国家プロで10年間で自殺率3割減。自殺の社会的コストは年2.7兆(厚労省2010年9月)⇒かけがえのない命を救うことは経済的便益にも繋がる。自殺対策とは「生きる道を選択する」ための支援。生き心地のよい社会を】
ライフリンク清水さん講演twここまで。今の気持ち⇒石内都の写真集「ひろしま」のことを思いました。残された衣服が静かに語りかける一人ひとりのかけがえのない人生を想う気持ちが、きっと何かにつながるだろう、と信じたいと思いました。 http://amzn.to/vL9XUz