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Nov 02 2011

放射能に対する恐怖が各地で混乱を引き起こしています。子供がなるべく放射能にさらされないために、お母さん達は涙ぐましい努力をしました。水はペットボトル、長そで長ズボン、外遊びの制限。食べ物は関東以外の産地で。それが無理なら、野菜はよく洗いゆでる、放射能物質排出のためにいいと思われるものの摂取。内部被曝を減らすためにありとあらゆることをしています。

次に向かうのは、子供が関与する環境への注意でした。学校給食はお弁当持参で。もしくは関東以外の産地の食材を使うよう学校に働きかける、プールや外での活動は、放射能度は測定したうえでの判断を求めるなどです。
それに対して、当然現場での軋轢が生まれました。「放射能の計測はしていません。」「基準範囲内です。」「お宅の子供だけ特別扱いにはできません。」「心配なら、参加させないでください」「産地の指定はできません」等々。自分の子供だけ違うことをさせれば、子供は当然嫌がります。たまには外遊びもさせないと弊害もあります。言い過ぎると、他の親や学校からひかれ引かれてしまいます。自分の夫との関係にもひびが入ります。母親は、子供を危険から隔離する方向に走りがちなので、この問題では母親と父親の温度差が大きいのです。男性側の「そこまでしなくても」という思いに対して、女性は「どうしてわかってくれないのか」と不満を募らせていきます。どちらも大変です。

今必要なのは、バランス感覚です。微量の放射能とともに生き抜いていくために、優先順位を付け、決めたらぶれないことです。放射能は低いに越したことはありません。

一方ほとんどの人は、今の土地から離れることはできません。この環境で、どうやって生きていくのがいいのか、何にお金をかけたらいいのかよく考えてください。子供たちがしてはいけないことではなく、出来ることを考えてください。市場に出ている作物を産地で選り好みするより、ファーストフードで食事を済まさず、子供と一緒に料理を作り、スローフードを心掛けてください。校庭のセシウムを気にして家でTVやゲームを興じさせるより、大勢の中で遊ばせてください。

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